自分は「ロリコン」か?

 

人にはさまざまな性嗜好があります。
このホームページのトップにも書いてありますが、その嗜好が許容されるか、アウトかの判断基準は、

犯罪行為に当たらないものか
パートナーと共有する場合、同意が取れているか
自他に健康被害を及ぼすような危険性のある行為ではないといえるか

というところだと思います。
これらの基準を満たすのであれば、気持ちのおもむくままに楽しんでもいいのです。

ただ実際には、自分が危険ゾーンに足を踏み入れているのかわからず不安になるケースはたくさんあります。
自称「ロリコン」の相談がこれに当たります。

18歳未満との性行為は違法です。
それがやめられないという場合の相談先は医療機関や弁護士になります。
また、出会い系で関係を持った相手が未成年だと本当に気づかず、後から知って慌てたという方もいます。

     関連記事「出会い系サイト依存をやめたい」

しかし「性行為に及ぶことはないが、なんとなく興味がある」という場合はどうなのか。
そもそも「ロリコン」とは何かという明確な定義はなく、「未成年の児童少女に対する恋愛感情や性的欲求」を意味していると思われます。
カウンセリングでは、来談者が明確に「小児性愛(小児性暴力)」を自認している例はあまりありませんが、「ティーンエイジャーを性的な目で見ることがある」ことに不安を覚えている方は多くいます。

実際に性行為に及ぶのは論外として、AVを見たり妄想の中でその年代が対象になることは「異常」なのか、ということです。

 

危険度が高くない「ロリコン」とは

多くの方の話からの実感としては、「ロリコン」の対象が小学生である場合と中高生の場合は大きく異なるように思います。

というのは、対象年齢を聞くと、大半の方が「いやあ、さすがに小学生はありませんよ」とはっきりと否定するからです。
欲求を感じる体型を聞いても「ある程度女性らしい体型になっている女の子」と答えるので、一応小学生は対象外と思われます。
こういう方の場合は、そこまで危険ゾーンにはいないでしょう。

もちろん中高生を対象としてもいいのだ、ということではありません。
ただ私の印象としては、日常で声に出すことは決してないとしても、ある程度成熟した体型の10代女性に性的な目を向けたことが一度はあるという男性は珍しくないと思っています。
体格がよくお化粧も上手な10代女性だと、見た目が大人とあまり変わらないということもあるでしょう。
そういうケースでは、対象を「子ども」というよりは「若い女性」と認識しており、その若さ、純粋さに惹かれているようです。
自分の女性経験に自信がない男性は特にその傾向があります。

若くてかわいくて、「汚れていない」からいい。
そういう関心を持っている男性だと、
「では実際には20歳以上だが、子どもっぽく見える女優が出演しているAVに興味はあるか」
と聞くと、
「ありますあります、実年齢はあまり気にしてないです」
と答える方がほとんどです。
「ではそういった合法な映像だけを見るようにして、決して未成年を違法ダウンロードしないと決めたらどうでしょうか」
と伝えています。

「いくら成人でもセーラー服を着ている女性を見て楽しむのは気持ち悪い」
という意見があるのはもちろんわかります。
「そのうちエスカレートして実際に出会い系で少女を買うのではないか」
という危惧も当然あります。
(疑似JKのAVがどの程度犯罪誘発に影響しているのか正確な統計がないのでわかりませんが、これは今後研究がなされるべきところです)

ただ、自分はロリコンか、異常性癖なのかと不安に感じている男性に対しては、

「小学生以下かそれより上か」がひとつの目安であること、
成人女性が出演しているAVで満足できているなら異常とまで思わなくてよいこと、
ただし実際に街中で制服の女子の後をつけたり、出会い系で意図的に10代を検索したりといった行為をしてしまう場合は、危険ゾーンと認識し治療を検討することを伝えておきたいと思います。