性器を露出したい願望

かつてよく街頭に出没していた露出癖の男性は、近年減少したように思います。
防犯カメラが設置され、スマホでの撮影も容易になった現在、通報される可能性が高くなったからかもしれません。
私のクライエントでも、実際に露出行為をしたという相談は減っている印象があります。
しかし今でも露出願望がある方は一定数存在しているだろうと思います。

 

風俗の利用

他の性癖もそうですが、風俗や合意を得られる場で願望を満足させることができればよいのです。

プロを相手にごっこ遊びとして露出シーンを演じて楽しむ。
パートナーが理解ある人なら、パートナーとの戯れで演じられればいいのですが、あまりそういう話は聞きません。
露出願望はプロで満たす、と割り切れればいいでしょう。

しかし露出癖の方の目的は、露出することそのものではなく、「見た人の反応」であることが多いのです。
偶然通りかかった女性が、驚いたり恥じらったりする表情を浮かべるのが見たいということです。
そうなると「素人」の女性がいる場でないと意味がないことになります。

露出癖のある男性から、「見てくれる女性を紹介してほしい」と依頼されることがあります。
「風俗で行うのではダメですか?」と聞くと、
「一般人であることが大事なんです」とのこと。
「特にまじめな方がいい。堅い仕事をしている方がいいですね。高学歴の方や公務員の方とか・・・」
と妄想が広がります。
そんな人を紹介できるわけもないのでもちろん断るしかないのですが、もし合意の下で見てくれる人がいるのであれば問題はありません。

しかし見る人を驚かせるのが目的の露出は犯罪になります。
その衝動は抑制しなければなりません。

 

衝動をコントロールする

対策としては、

犯罪行為と自覚し、リスクを避ける方法を検討する。
満足可能な代替行為を探す。
なぜ驚かせたいのか、成育歴も含めて振り返ってみる。

といった作業をします。

カウンセリングの場では、その性癖を社会で容認される形に変えて、ある程度の満足感を得ることができないか、一緒に考えていきます。