性依存にはこのようなパターンがあります。

・マスターベーションを1日に何回もする

・風俗利用がやめられない

・出会い系サイトでいつも出会いを求めている

・AVなどのポルノの閲覧がやめられない

・セックスフレンドが常に複数いる

・恋人がいない時期がない

・交際相手にのめりこみ束縛して関係をこわしてしまう

などです。

 

痴漢や盗撮等の犯罪を繰り返す行為は性依存症の代表的なものです。

それ以外にも上記のような状況は広義での性依存といえます。

依存症とは、やめたいのにやめられないことで苦痛を感じている状態を指します。
依存症は以下のように大別されます。

・物質依存・・・アルコール、薬物、タバコなど、依存性のある物質の摂取がやめられないこと。
・行為依存・・・ギャンブル、買い物、ゲーム、セックスなどの行為がやめられないこと。
・関係性依存・・・恋愛、DV、ストーカー行為などの他者とのゆがんだつながりに執着すること。

セックスや浮気、風俗通いなどは行為依存と関係性依存の両者の特性を備えていると思われます。
これらは強迫的性行動症と定義されているものです。

犯罪以外の性依存は、本人が苦痛を感じていなければ問題となりません。
例えば毎日マスターベーションをしてもかまわない、風俗に何十万円もかけても困らないと思っている人は、「症状」という自覚もないでしょう。

しかしそのことにより時間的、経済的損失が大きく本人が改善したいと考えているならば、依存症としての治療やカウンセリングが必要になります。

性依存に陥る人は、脳の機能に問題がある、ストレス耐性が非常に低くストレスを感じるとはけ口として性を求める傾向があるなどと言われています。
また異性に対する認知のゆがみも原因のひとつです。

カウンセリングでは、ストレスへの対処法を多様にすること、認知のゆがみを修正することなどを目標としていきます。